発達障害とは、子どもの発育期に発見され、その人の一生にわたって継続する障害

発達障害とは、子どもの発育期に発見され、その人の一生にわたって継続する障害

発達障害とは、子どもの発育期に発見され、その人の一生にわたって継続する障害。個人の生活において様々な困難をもたらし、特に言語、移動、学習、セルフヘルプ、自立生活などでハンデとなるとされる。


1.発達障害とは

発達障害とは、子どもの発育期に発見され、その人の一生にわたって継続する障害。個人の生活において様々な困難をもたらし、特に言語、移動、学習、セルフヘルプ、自立生活などでハンデとなるとされる。

(1)広汎性発達障害(PDD)
社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴とする、5つの精神と行動の障害のグループ。PDDには以下5つの疾患が含まれる。
・自閉性障害(自閉症、Autism)。
・アスペルガー症候群(AS, AD)
・レット症候群
・小児期崩壊性障害 (CDD)
・特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)
うち、1~3番目は自閉症スペクトラム障害と呼ばれ一般的である。4~5番目は稀であり、自閉症スペクトラムに分類されることもあるが、そうでないこともある。

(2)注意欠陥・多動性障害 (ADHD)
多動性(過活動)、不注意(注意障害)、衝動性を症状の特徴とする神経発達症もしくは行動障害。

(3)学習障害 (LD)
全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指す。

(1)広汎性発達障害(PDD)

種類
・自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、トゥレット症候群(女児のみ)、小児期崩壊性障害(精神発達の退行)等
※症状の軽い人を含めると0.5~0.9%の割合で見られる。

特徴
・社会性の障害:
孤立型(他の人が見えていないような行動、無表情)
受動型(積極的には関わらないが、他人からの接触は嫌がらない)
積極・奇異型(積極的に他人と関わるが、一方的な話になりがち)
形式ばった大仰な群(成人期以降に見られる、堅苦しく振舞う)

・コミュニケーションの障害:冗談がつうじない
相手の気持ちを考えられない
抑揚のない話し方をする
言葉の発達が遅い

・こだわり:偏食、特定のものに執着する、好きな行動パターンでないとパニックになる

・感覚過敏(鈍感)がある:苦手な音、におい、肌触りがある
※鈍感な場合は、痛みを感じにくく怪我に気づかない、熱さを感じない等

診断基準
・脳波や血液検査等ではなく、親や本人との面談や観察で診断

接し方
・見通しを立てる(事前にメニューの確認をする・ダンスで使う音楽を前もって流す等)
・不安や緊張を和らげる(間違っても大丈夫等の声掛け)
・気持ちを伝える(他人の気持ちを理解出来るように、今自分がどんな気持ちかを伝える)
・恐怖心を与えない(無理矢理全メニュー行うではなく、出来るメニューを一緒に考える)

(2)ADHD(注意欠陥・多動性障害)

ADHD(注意欠陥・多動性障害)は英語でAttention Deficit Hyperactivity Disorderの略で、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの症状がみられる発達障害のことです。 年齢や発達に不釣り合いな行動が社会的な活動や学業に支障をきたすことがある障害です。

{ADHD特徴}

◆落ち着きがなく注意を持続する事が難しい、または困難である。
◆授業中立ち歩く、または途中でどこかに行ってしまう。
◆気が散りやすい。集中力が続かない。
◆与えられた課題の途中で、別のことに手を出してしまう。
◆失くし物や忘れ物をしやすい。
◆おもちゃや文具など失くし物や落し物が多い。宿題など忘れ物をすることがよくある。
◆ルールが守れない。
◆衝動を抑えることができない。
◆待つことが苦手で順番を守ることができず、割り込みをしてしまう。
◆理解できる指示をされても従おうとしない。

◆「静かにしてください」と言われても静かにすることができず、おしゃべりを続けてしまう。
◆「注目してください」と言われても注目できず、他に関心が移ってしまう。
◆事前によく考えて行動できない。
◆物事をぱっと見で判断してしまい、うっかりミスをしてしまうことがよくある。

{ADHD(注意欠陥多動性障害)の子どもとの接し方}

ADHDの子どもは自分に自信が持てずに、色々な方面で支障をきたしてしまうことが多々あります。その為、ADHDの子どもと接する際は以下の点に注意して接することが必要です。


1)よく褒める
悪いことをした場合は叱ることも必要ですが、何よりも褒めることが大切ですので、こまめに褒めてあげましょう。

2)才能を発見する
ADHDの子どもは、自分の好きなことに関しては集中力をいかんなく発揮することが多いです。
子どもの才能を発見し、サポートしてあげれば才能を伸ばしていくことが期待できます。

3)順序立てた行動を促す
子どもが興味を持ったことからさせるようにします。ただし、ルールやマナーとして守るべきことは必ず守るよう指導していきます。

4)不安の軽減を図る
予定の変更は最小限とし、予測可能で安全な環境にします。
また不意打ちなどびっくりするようなことはしないように気をつけます。

5)自覚させる
どういった不注意で過ちをすることが多いかを見つけ、教えてあげます。

{合併症が多いADHD}

ADHDは、合併症や併存障害が発生する場合が高いと言われているので注意が必要です。
そもそも合併症や併存障害というのは病気や障害をもった人が、その病気や障害が発症したときから併せもっていた障害や、もともとあった主要な病気や障害にへいはつして起こる障害(二次障害)のことです。
合併症や併存障害の発生率が高いことに加えて、それら合併症や併存障害の種類が多いのも特徴となっています。

{アメリカの調査によると70%以上が合併症や依存障害を発症}

アメリカのとある研究結果によると、ADHDを発症している子供の中で、併存障害を全くない人は全体の約27%に過ぎず、残りの70%以上が、1つ以上の合併症や併存障害を発症していると言われています。

また、子供でさえこのレベルでの発生率であることから、これが大人になった場合、更なる合併症の種類が増えることは容易に想像できます。

=以下は前述のアメリカの研究機関が発表したデータです。=

•学習障害(LD) 9.8%
•自閉症スペクトラム障害 4.8%
•チック障害 1.6%
•反抗挑戦性障害 31.6%
•うつ病 10.5%
•双極性障害 11.7%
•不安障害 14.4%

上記以外でも、私個人的なADHDの見解、また私が以前診察した際の結果なども含めてシェアしたいと思いますが、合併症、依存症が大人になると、更に出てきます。

他には・・
・境界性パーソナル障害
・アルコール依存症
・ドラッグ依存症
・睡眠障害
・痛みを強く感じる
・躁鬱

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